7月1日、川口市立青木会館にて「福祉現場でも考える 子どもの性教育」研修を開催いたしました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
当初、本研修には100名近くの方からお申し込みをいただいていましたが、台風の影響により一度延期となり、開催日を6月3日から7月1日に変更することとなりました。
日程変更により参加が難しくなった方も多くいらっしゃる中、当日は70名弱の方にご参加いただきました。
一度決まっていた予定が変更になると、仕事の調整が難しくなったり、すでに別の予定が入っていたりするものです。
そのような中でも改めて日程を調整し、会場まで足を運んでくださった方がこれだけ多くいらっしゃったことを、大変ありがたく感じています。

子どもの「性教育」を福祉の現場でも考える
今回、多くの方にお申し込みいただいたことで、子どもの性教育に対する関心の高さを改めて感じました。
「性教育」という言葉には、まだ少し話しにくさがあるかもしれません。
「どこまで子どもに伝えるべきなのか」
「福祉関係の事業所が扱ってよいことなのか」
「本来は家庭や学校に任せるべきではないか」
こうした迷いを持つ方も少なくないと思います。
一方で、実際の福祉・教育・保育の現場では、すでにさまざまな場面に直面しています。
身体の適切な距離感が分からない。
相手が嫌がっていることに気づけない。
性的な言葉を繰り返し使ってしまう。
SNSやゲーム内のチャットを通じて、知らない人とつながってしまう。
こうした場面に出会ったとき、支援者側も迷います。
何を伝えればよいのか。
どのように声をかければよいのか。
どこまで踏み込んでよいのか。
そして、誰と連携すればよいのか。
今回の研修には、日々の支援の中でこうした迷いや課題を感じながら参加してくださった方も多かったのではないかと思います。
ネットやSNSの問題も、子どもたちにとって身近なものに
研修では、子どもの性教育に加え、ネットやSNSを取り巻く問題についても取り上げました。
ネットやSNSに関する内容は、どこか遠くで起きている特別な出来事のように感じられることもあります。
しかし、スマートフォンやSNS、オンラインゲームなどが子どもたちの日常に入り込んでいる現在、ネット上での人とのつながりやコミュニケーションは、性教育や子どもの安全を考えるうえでも切り離すことのできないテーマになっています。
一度の研修ですべてをお伝えすることはできませんが、まずは「自分たちの現場にも関係すること」として考えていただくきっかけになっていればと思います。
現場で感じていることを共有する時間も
今回の研修では講義を聞くだけではなく、グループに分かれ、それぞれの現場で感じていることや考えていることを共有していただく時間も設けました。
「同じようなことで悩んでいる人がいる」
「違う立場から見ると、別の考え方がある」
「自分の事業所だけでは気づかなかった視点がある」
短い時間ではありましたが、参加者同士の対話を通じて、そのような気づきが生まれる場になっていたらうれしく思います。
一度の研修で終わらせないために
今回、100名近くの方にお申し込みいただき、日程変更後も70名弱の方にご参加いただきました。
それだけ多くの方が、子どもの性教育というテーマを「自分たちの現場にも関係すること」として受け止めてくださったのだと思います。
もちろん、一度の研修ですべてが解決するわけではありません。
性教育について正しい知識を得ることも大切ですが、それだけではなく、それぞれの現場で「どう考えるのか」「どう伝えるのか」「困ったときに誰と連携するのか」を考えていくことも重要です。
今回の研修が、その最初のきっかけや、一度立ち止まって日々の支援について考える時間になっていれば幸いです。
つながる支援ネットかわぐちとして
私たち「一般社団法人つながる支援ネットかわぐち」は、川口市における福祉や支援のさらなる発展を目指し、地域の皆様とともに活動を続けてまいります。
一つの事業所、一つの職種だけでは解決することが難しい課題もあります。
だからこそ、福祉・教育・保育をはじめ、さまざまな立場の方々がつながり、それぞれの知識や経験を共有できる関係を地域の中につくっていきたいと考えています。
私たちの活動にご関心をお持ちいただき、ご協力いただける方は、ぜひ「つながる支援ネットかわぐち」のWebサイトをご覧ください。
【つながる支援ネットかわぐち】
https://tsunagari-k.com/
最後になりますが、研修にご参加くださった皆様、開催にあたりご協力くださった皆様、そして研修をご案内・周知してくださった皆様に、改めて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
今後とも、つながる支援ネットかわぐちを何卒よろしくお願い申し上げます。
